海外勤務とメンタルヘルス7
4.人間関係 ~つながりの工夫~
海外生活における人間関係の難しさは、多くの方が感じることです。
まずは、「難しくても当たり前」ぐらいの感覚でスタートした方が、気が楽なもの。
今回は、そんな海外勤務の中で「人とつながるためのヒント」をいくつかご紹介します。
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・現地の言葉がうまく話せなくても…
海外に来たばかりの頃は、英語や現地の言葉に自信がない人ほど、交流を避けてしまいがちです。でも、それでは、いつまで経っても「アウェイ」なまま。
「習うより慣れろ」
と言いますが、海外での人間関係は、まさにこれ。
英語や現地の言葉が話せなくても、とりあえず、あいさつから始めてみるのはどうでしょうか。
完璧な発音で話せなくても(そんなことを目指したら気が重くなるだけですね)、あなたの笑顔や態度、ちょっとした気遣いは、相手にも伝わります。

たとえば、朝出勤したら、現地の言葉で「おはよう」と同僚に声を掛けてみる。これだけでも意外と職場の空気が変わります。軽い会話の鉄板、お天気を話題にするのも、ありです。
「今日は暑いねー!」とか「昨日はすごく雨が降ってたけど、大丈夫だった?」とか。
たわいのないことでも、その日のお天気は、相手との間にすぐに見つけられる共通点。共通点から始まる会話は、人間関係の潤滑油になってくれます。

また、食いしん坊な方、もとい美食家のあなたは、話しかけやすそうな同僚を選んで、「お昼どこで食べてるの?」と聞いてみるのもいいかもしれません。コミュニケーションのきっかけになるだけでなく、現地の美味しいレストランを教えてもらえたりして、まさに一石二鳥です。
文化も言葉も違うからこそ、「少し踏み出す勇気」が、相手の記憶にも残ります。
渡航者医療センター 松永優子



